将棋の第74期王座戦挑戦者決定トーナメント準決勝が7月24日、東京・将棋会館で行われ、藤井聡太竜王・名人(王位、棋聖、棋王、王将、24)が丸山忠久九段(55)に91手で勝利した。この結果、藤井竜王・名人は挑戦者決定戦への進出を決め、王座挑戦権獲得へ向けてあと1勝に迫った。
本局は振り駒の結果、藤井竜王・名人の先手番で対局が開始された。序盤は角換わりの出だしとなったが、後手の丸山九段が昼食休憩前に中飛車の形に構える独特の構想を披露。ベテランの意表を突く勝負術に対し、藤井竜王・名人は冷静に盤面と向き合った。中盤以降は難解なねじり合いとなったが、藤井竜王・名人は的確に勝負に持ち込み主導権を掌握。最後は攻め合いから鋭く寄せきり、丸山九段から勝利を収めた。
前期の第73期王座戦では、伊藤匠王座(叡王、23)の挑戦を受けてフルセットの末に敗れ失冠。今期は前王座としてリターンマッチを目指す戦いとなっており、過酷なトーナメントを勝ち抜き、挑戦権獲得まであと1勝に迫った。勝利した藤井竜王・名人は、次戦となる挑戦者決定戦で、別ブロックを勝ち上がった広瀬章人九段(39)と激突する。
終局後の藤井竜王・名人、丸山九段のコメント




