妊娠、出産が怖い…分娩恐怖症『トコフォビア』に悩む当事者「きっかけは小学校の保健の授業」「スクリーンで叫び声や赤い血が出たのを見てショッキングだった」

ABEMA Prime
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■「いろんな選択を尊重していただける社会に」当事者が求めるもの

海老根真由美氏
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 白金高輪海老根ウィメンズクリニック院長の海老根真由美氏は、トコフォビアについて「どの人も出産への恐怖心は持つと思う。医者が病気と判定するのは、そのことで日常生活に障害が出る場合だ。産むことができないとか、結婚もしんどいとか、そういう場合においてこの言葉が使われている」と説明。しかし、その実態は「外国の論文では13%程度と言われることはあるが、日本ではどのくらいいるのか分からない」という。

 もし最初の出会い方が違ったら恐怖は変わっていたか。あまやどりさんは、「変わったと思う。例えば赤ちゃんの抱っこ教室とか、そういうところから入っていくアプローチがあれば」。一方で高嶋さんは「あまり変わらなかったと思う。感受性や想像力が豊かだとよく言われるので、どういう見方をしても、自分の中に子どもができると知った時点で感じ方は一緒だった」と答えた。

 女性は子どもを産んで当たり前という社会的な空気について、あまやどりさんは「家族から言われることもあるし、結婚したらおめでとう、じゃあ子どもは?と続いていく。終わりがないところがしんどい」。

 高嶋さんもSNSでの発信を通じて多くの人とつながった経験から、「子どもを持たない選択をしている人たちと多くつながったが、その中でトコフォビアの人は本当に1人2人ととても少なかった。子どもを持たない選択をしている人の中でも、妊娠や出産が怖いから産みたくないわけではない人がたくさんいると分かった」と語る。

 そして現時点での自身の考えとして「トコフォビアを治療したところで子どもを持ちたくなるかといえばそうはならない。今の私は子どもがすごく欲しいとも思っていないし、子どもがいないことで人生に欠落しているとも感じたことがない。それであれば治療はしなくていいんじゃないか」との見方を示した。

 あまやどりさんは「子どもを産む、産まない、養子を迎えるとか、いろんな選択を尊重していただける社会になったらいい。今までのこの気持ちに名前がついて、その付き合い方のヒントをこれからいろんな人と話す中でもらえるのかなと思う」と述べた。

(『ABEMA Prime』より)

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