将棋の早指し団体戦「JEMTCスペシャルABEMA地域トーナメント2026」予選Aリーグ2位決定戦 北海道・東北バルペックス 対 TDIルシーグ横浜 が7月25日に放送された。第1ステージを4勝1敗とリードして終えた横浜が迎えた第2ステージの第6局は、横浜の岩村凛太朗四段(19)と北海道・東北の広瀬章人九段(39)による大一番となった。第1局でタイトル経験者である北海道・東北監督の屋敷伸之九段(54)から白星を奪った横浜の若きホープと、竜王や王位の獲得歴を持ちフィッシャールールの経験も豊富なトップ棋士の激突。ともに詰将棋を得意とする両者の意地がぶつかり合う、至高の戦いが幕を開けた。
対局前から盤外の駆け引きは大きな注目を集めた。持ち時間を削って先手番を奪い合う「先手番入札制度」において、広瀬九段は「インスピレーションで!根拠は何もない(笑)」とまさかの32秒を入札する。一方、「大きな数字は書いてこなさそう」というチームメイトのアドバイスを受けた岩村四段は15秒を投じ、結果として広瀬九段が先手番を獲得した。
対局場へ向かう前、広瀬九段が「終盤の競った将棋が強そうという印象」と警戒を強めれば、岩村四段も「先手番が欲しかったが、仕方がない。これも勝てば大金星だと思うので、終盤で競り合えるような将棋になれば」と闘志を燃やし、運命の熱戦の火蓋が切られた。
「相手が非常に強敵でしたので、勝ててとてつもなく嬉しいです!」
