将棋の第39期竜王戦 決勝トーナメント準決勝が7月27日、東京・渋谷の「将棋会館」で行われ、柵木幹太五段(28)が永瀬拓矢九段(33)に勝利し、挑戦者決定三番勝負への進出を果たした。5組優勝から勝ち上がってきた柵木五段が、タイトル獲得通算5期のA級棋士である永瀬九段を破る快挙を成し遂げた。
注目の一戦は、振り駒で先手番となった柵木五段が、得意とする相掛かりを採用。序盤の出だしから主導権を握ると、着実に優位を拡大していく堂々たる戦いぶりを見せた。
ABEMAでテキスト解説を務めた井田明宏五段(29)は、本局の柵木五段について「模様の良い出だしから作戦勝ちになりました。じわじわと良くしにいくかと思いきや、隙を見逃さず機敏に動く積極性も見せました」と評価。さらに「明確に良くなってからも焦りや勝ち急ぐような所もなく、隙のない指し回しで、柵木五段の強さが余すところなく発揮された将棋でした」と、その盤石な指し回しを絶賛した。
柵木五段は今期、5組優勝者として決勝トーナメントに初進出。1回戦で西田拓也六段(34)、2回戦で長谷部浩平六段(32)、3回戦で佐々木勇気八段(31)、準々決勝で斎藤慎太郎八段(33)と実力者を次々と撃破し、本局の永瀬九段戦の勝利へと繋げた。
藤井聡太竜王(名人、王位、棋聖、棋王、王将、24)への挑戦権を懸けた「挑戦者決定三番勝負」では、同日に行われたもう一方の準決勝で増田康宏八段(28)を破った服部慎一郎七段(26)と対戦することが決まった。
三番勝負で先に2勝した棋士が、最高峰の舞台である七番勝負へと駒を進める。破竹の勢いを見せる柵木五段が、このまま一気に挑戦権を掴み取るのか。今後の戦いからますます目が離せない。
(ABEMA/将棋チャンネルより)





