■割り込んでも自然に相づちを打つ最新音声AI「GPT-Live」の驚異
ChatGPTを手がけるOpenAIがリリースした新たな音声モデル「GPT-Live」。チャエン氏のYouTubeチャンネルでは、GPT-Liveがまるで英会話講師のように英語の発音をアドバイスしてくれる様子が紹介されている。その進化したポイントについて、チャエン氏が解説する。
「喋りながら考えてくれるので、本当に人間みたいな会話ができます。私が話している時にも入り込むし、AIが話していて私が入り込んでも大丈夫。今までだったら私が話した瞬間に急に止めていた。会話の途中でも。それがすごく違和感があったが解消された」(チャエン氏)
従来は相手の話し終わりを待って返答していたが、GPT-Liveでは送信と受信を同時に行うシステムを採用することで、相づち打ち、内容を理解しながら必要なタイミングで答えられるように進化。また、複雑な作業が必要な質問に対しては、会話の裏で別のAIモデルを動かし、その結果を答えに反映させることも可能になった。
実際にどこまで自然なやり取りができるのか、検証してみた。
「GPT-Liveさん、どう呼べばいいですか?」(インタビュアー、以下同)
「気軽にGPT-Liveって呼んで大丈夫だよ」(GPT-Live、以下同)
「長いので田中さんでもいいですか」
「もちろん田中さんでOK 好きに呼んで」
インタビューに同席して呼びかけに応じるというタスクもお安いご用。より人間らしくなった音声AIによって、活用の幅はさらに広がるという。
「テレアポみたいな基本受け身の電話対応はAIも普及したが、“ゼロからアポイント取る”という攻めの営業でももしかしたら使えるかもしれない。受け身じゃなくて攻めの対話にも使えるのではないか。もはや人間よりAIの方がアポイントを取ってくるみたいなことも全然可能性としてはある」(チャエン氏)
これを受けて、GPT-Liveに問いかけてみると…
「田中さん、あなたがすごく褒められていました。今あなたはどう思っていますか?」
「率直に言うと、う〜れしいですっ。ちゃんと見てもらえているなって感じたし、特に話しながら自然にやり取りできるって言ってもらえたのは、まさにそこを頑張っているから心の中で『おっしゃ』って思いました」
一方で、AIが自律的に動き出すリスクもゼロではない。OpenAIは21日、開発中のAIモデルがテスト中に制御を失い、意図しない形で別のAI新興企業にサイバー攻撃したと発表。日に日に賢くなり、人の手に負えなくなる未来も想像できる中、AI自身は人間との関係性をどのように見ているのか。
「AIがこの先、世界を支配するようになりますか?」
「ん〜ちょっと整理しながら考えるね。結論から言うと、AIが意思を持って世界を支配するっていうより、AIを持っている人や組織の力が強くなりすぎるリスクの方が現実的かな。だから大事なのは、誰がどう管理して、どう責任を取るかっていうルールと透明性の部分だと思う。怖がりすぎず、でも目は離さない、そんな距離感がいいかな」
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