「家が狭いから」少子化の背景に住宅事情…都内5000万円台“コンパクト戸建て”にファミリー層殺到のワケ 教育×地価の関係を慶大教授が解説

わたしとニュース
(3/3) 記事の先頭へ戻る

「家が狭いから」少子化の背景に住宅事情…リアルな調査結果

 手厚い子育て支援や教育環境の充実が地価を押し上げ、結果として都内の住宅が「狭小化」していくジレンマ。一方で東京都が2025年に行った調査では、「理想の子どもの数よりも実際の子どもの数が少ない理由」のトップが「子育てや教育にお金がかかりすぎるから」であり、それに加えて「家が狭いから」と答える層も一定数存在している。

 この「家が狭いから子どもを持てない」という実情について、中室氏は海外の研究データを引き合いに出し、住宅環境と少子化の深い結びつきを指摘する。

「経済学でも『家が狭いから子どもを持てないのか、それとも子どもを持てないような人だから狭い家にしか住めないのか』という研究があるが、やはり『広い家に住んでいると、子どもを産む人たちが増える』という研究結果が出ている。例えばブラジルには、若い世代が住宅ローンを借りられるかどうかを抽選で決める制度があった。その抽選に当たり、広めの家に住むことができた若い人たちは、その後子どもを産む数も多く、第2子、第3子をつくる可能性も高いことがわかっている。つまり、若い人たちが広い家に住める環境を整えること自体が、強力な少子化対策になるということだと思う」

(『わたしとニュース』より)

この記事の画像一覧
こんな記事も読まれています
この記事の写真をみる(10枚)
このまま画像を見る
続きは広告を見た後にご覧いただけます
クリックして広告を見る