■「親に愛されなかったのも一つの体験」
安部氏は体験の定義について、「地域のおじいちゃんが『今日はどうしたんだ』と一言声をかけるといったことも含めて体験だ」といい、「いずれにしても安心安全を子どもにまず提供することが必要。その後自分が熱中して社会とつながり自立していくプロセスにおいて、社会とのつながりを得ることが体験の中でかなり提供されていることがわかってきている」と説明する。
たまさんが「親に愛されなかったのも一つの体験だと受け止めて、それを糧にどう生きていくかと思っている」と語ると、安部氏は「逆境体験があって、その後ポジティブな体験を重ねていくと、逆境体験をむしろ前向きにできるという研究がある。状況が悪い体験があったからといってそれで終わりというより、その後ポジティブな体験を積み重ねることでその人の重要な資産になっていくというデータが出てきている」と補足した。
たまさんは最後に、「体験格差はどうやっても生まれてしまうものだと思うが、その差を埋めるのは周りの大人が重要。何をしたいか聞いてくれる人、やってみようと言ってくれる人、成長を楽しみにしてくれる人、そういう大人とのつながりだと思っている」と語った。
ヒオカさんは「親が何とかしてあげようと思っている時点で一定の基準に達してしまう。そうでない家庭に生まれた子どもに、その親のもとに生まれた責任はないので、そこをどうにかしてあげてほしい」と述べた。
(『ABEMA Prime』より)
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