教員から反発も“学校開放”要請に「やれと言われたらやってしまう」の声…夏休み中も研修・授業準備で多忙な日々「普段のはみ出た部分をここで回収している」

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■研修、備品点検、授業準備…夏休みでも仕事は続く

となる都内公立小中学校の夏休み
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 公立小学校の先生・松尾英明氏は、夏休み中の主な業務として研修を挙げる。「教育委員会から受けさせられる研修があり、自主的に勉強会に参加する教員も多い。2学期以降の授業準備や施設整備も、子どもたちがいないこの時期にまとめて行う」と説明する。通常期の忙しさを「10」とした場合、夏休み中は「2程度」だと語る一方、「普段は12から15ぐらいまで行っている。そのはみ出た部分をここで回収することで何とかなる。2の上に自分でやるべきことを積み上げている」と述べ、夏休みは単なる休暇ではなく、平時の超過分を補う期間でもあると位置づける。

 元公立小学校の先生で現在は社会起業家の松下ゆか理氏は、夏休み中もお盆前後以外は研修や備品チェック、修学旅行の下見、運動会の準備などに追われていたと振り返る。「全員出勤日がかなり多かった。自分で研修に行きたかったのに、それができなかった」と語る。通常期を「10」とすると夏休みは「4か5程度」と話し、民間企業での勤務経験と比較した上での感覚だと付け加える。

 元公立小中学校の先生で、SNSで教師向けの情報を発信するhiro先生は、「学校全体で見たとき、普段と同じくらい忙しいということはない」と述べ、通常期「10」に対して夏休みは「3程度」だと話す。自身は教材作りなどで割と学校に来ていた方だとしつつ、「それでも平日で10日間は休みが取れた」と明かす。一方で、「来ない先生は土日を含めて3週間ぐらい来ないで海外旅行に行く人もいた」と証言した。

 夏休みの位置づけについて、出演者の間で議論が交わされた。松下氏はSNSで行ったアンケートの結果を紹介し、「夏休みこそ唯一休める醍醐味。そこが減るなら辞めることも考えるという声があった」と述べる。2年ほど前に夏休み短縮案が浮上した際には、Instagramのストーリーで1日に1700件の回答が集まり、約6割が夏休み短縮に反対し、日程維持を望んでいたという。

 これに対し松尾氏は、「醍醐味は授業と子どもと関わることだと思う」とした上で、「夏休みがあるからこそ頑張れている先生が多いことも確かだ」と認める。心身ともにボロボロになっている先生は夏休みに回復しなければ9月以降に出勤できなくなる、と休養の重要性を強調した。

■「できるかできないかで言えばできる」学校開放に3人の先生が示した思い
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