■「できるかできないかで言えばできる」学校開放に3人の先生が示した思い
文科省が要請する学校開放、特に図書室の開放について、3人それぞれの見解が示された。
松尾氏は「制度として出来上がっていないものをやるということがダメだと言っている。子どもを預かることを軽く考えすぎている。安全を確保する仕組みを作り、予算をつけて業務として決めた上で、今ある業務を減らすことをしないとできない」と主張する。図書室開放に伴う当番が40日のうち2、3日であっても「研修などで前後が埋まっており、実質的に休める期間は短い」と訴えた。一方で、日程上、実施できるかどうかだけを問われれば「できる」と認め、「楽しくできないから嫌だとか、子どもに辛そうにしている姿を見せたくないという感情はある」と正直に述べた。
hiro先生は「できるかできないかで言えばできる。ただ先生はやれと言われたらやってしまう」と懸念を示す。「夏休み中のトラブルはその後の学校生活に影響しないとは100%言えない。文科省のビルド&ビルドが積み重なって今がある。『可能でしょ』という判断が重なってきた経緯がある」と述べ、慎重な姿勢を見せた。
松下氏も「やれと言われれば先生たちは子どものためにやると思う。ただ一つ受け入れると学校が学童保育所のようになっていくのではと恐れている。いろんなことがどんどん増え続けて何も減らないまま来ている。そこを恐れている」と語った。
小説家・室井佑月氏は「図書室だけでも開けておくことには賛成。暑くて公園にも行けない子どもたちの居場所としてはいいと思う」と述べ、SEKAIA株式会社CEO・薄井シンシア氏は「夏休みは先生にとって福利厚生でもある。先生が減っている中で夏休みがあるから先生になろうと思っている人もいる。なぜ先生にやらせるのかという疑問がある」と問題提起した。
松尾氏は最後に「我々が楽しく働いている姿を子どもたちに見せることが一番大事だ。夏休みも業務で埋めて休めない状況を作った時に、先生たちが楽しそうに働けなくなる。そのことが子どもたちに伝わってしまう」と訴えた。
(『ABEMA Prime』より)

