■「家帰った時が一番寂しい」松田さんが語る孤独の実態
松田さんは、毎日どんな時に寂しさを強く感じるか。「仕事を終えてだいたい1時半、2時ごろ家に帰った時が一番いやだ。マンションのドアを開けて『ただいま』と言うときが、一番寂しいかもしれない」と打ち明ける。仕事場では最近ようやくいろんな人と知り合えて楽しく過ごせているものの、帰宅後はスマホを眺めて過ごす時間が続くという。
なぜ大阪で一人暮らしをすることになったのか。松田さんは青森にいた頃、20歳年下のパートナーと同居していたが、年齢から仕事ができなくなって自宅にいることが多くなり、「やる気がないと見られたのか、いきなり出て行ってくれと言われた」と振り返る。その後、青森でアパートを探したが保証人となれる家族が誰もいなく、「東京の三ノ谷か、横浜の寿町か、大阪の西成か」と携帯で調べ続け、「物価が安いのがダントツで大阪の西成だったので、じゃあ大阪行くか、という軽い気持ちだった」と話す。
友人をつくることについては、「まるっきりない。ただ一緒にいていろいろ話したり、お茶飲んだりする友だちは欲しい。いればすごくいいんだろうとは思うけど、難しい」と話す。お酒は一滴も飲めないため飲み屋に行くこともなく、一旦家に帰るともう一歩も出たくなくなるという。孤独死についても「たまに本当に考える。このままこうやって死んでいくんだろうなって思う。でも落ち込んでいられない」。
■男性が孤立しやすい背景
