65歳以上の単身世帯が933万世帯 集団が苦手な“高齢男性”はどう生きていく?孤独死のリスクも 専門家「8日以上見つからないのも圧倒的に男性」

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■56年間の一人暮らしから共同生活へ 91歳・小森さんの暮らし

高齢者が望む住み替え先
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 高齢者グループリビング「おでんせ中の島」で暮らし、理事長も務める小森祥子さん(91)は、入居を決めた理由をこう語る。「自分のことを自分でやれる自由さ、猫と一緒に住まえること、お風呂やトイレが完全に自分の部屋にあるので、誰かが来るんじゃないかとか出なきゃいけないかという心配がない。リラックスできる」。56年間の一人暮らしを経て、入居するきっかけになったのはは79歳のとき。「3階建ての3階に住んでいてエレベーターがなく、買い物をして帰ってきたときにこれがいつまで続けられるかと心配があった。個人が守られて、なおかつ共同生活ができる、助け合いができるというところにとても魅力を感じた」と振り返る。

 月額15万5000円の費用には夕食代と運営費が含まれる。各個室は約17畳でバス・トイレ・キッチンを完備し、食事の時間も自分のペースで決められるが、毎日夕食をともに食べることが唯一の共同生活ルールだ。同じ年代だからこそ体調の小さな変化にも気づき合えるという。

 小森さんは、10年間一度も費用を値上げしなかったことにも触れ、「運営で非常に苦労する面も出てきた。雇っているスタッフたちの給与は最低限を守っていかなきゃいけない。でも皆さんから集めるお金は10年間同じだった」と明かす。11年目の今年7月、初めて運営費を5000円値上げすることになったという。大阪、京都、北海道からも運営方法を学びに来る視察者が相次いでいるとも述べた。

 小森さんは元気の秘訣について「食は命なり。朝昼晩しっかり食べる、偏らせない。朝昼は自分で作って、夜だけはスタッフが作ってくださるので、みんなで一緒に食べる」と語った。入居者10人のうち9人が女性で、唯一の男性については「みんなで持ち上げながらやっている」と笑顔を見せた。

■孤独死予備軍は男性に多い コミュニティに溶け込みにくい高齢男性への対策
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