■スカウトが来たのに落ちる「すれ違い」に…「マチアプと同じ」
実際の転職活動の中で、求職者はどのようなすれ違いに直面しているのか。
「“年収が合わなかったから”とか理由が何もなくただ『不採用』とだけ来たのですごく不信感。その会社名を聞くと嫌な気分になる」(Bさん・40代)
「マッチングアプリをたまにやっていたが、最初はちゃんと顔やプロフィールなどをしっかり見て『いいね!』をしていて、それもマッチングしなくなるとだんだん雑になっていく。大枠で言うと、(転職活動も)どっちもマッチングみたいなもの。企業側からマッチングアプリでいう『いいね!』みたいなのをこっちに投げてきて、こっちが『いいね!』を返してマッチングしてからはじめて相手のプロフィールをちゃんと見るというのが増えている気がする」(Aさん・30代)
さらに、Aさんはスカウトが送られた理由がわからず戸惑うこともあったという。
「自分の経歴と合わない会社からも結構いっぱい(スカウトが)来るので、何を見て良いと思ってくれたのだろうというのが疑問。そこがわからないから、次の面接でどこを売りにすれば良いのだろうと」
こうした「すれ違い」について、川口氏は「どちらもコミュニケーションが雑にならないことが大事。AIを使ってスカウトメッセージを作るという量の勝負になってくると、企業側も『あなたのここに着目しました』という文章をその都度入れる時間がなく、その部分も自動化されてしまう。そうすると、どうしても受け手にそれが通じてしまう。いかにそれを防いで、丁寧にコミュニケーションを取れる範囲でやっていくのかがポイントだ。その上で、求職者側も『量でやっているんだ』くらいの認識を持つことが大事」と指摘する。
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