支援物資どう届ける?ラストワンマイル問題に熊本・八代市長「我々が町内会長をサポートし”毛細血管”を作っていくことが大事」「動ける若者も一緒になって支援していくのが一番現実的だ」

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■「毛細血管の部分に物資を行き届かせるのが一番難しい」

 熊本・八代市の小野泰輔市長は、現状の最大の課題として断水を挙げつつ、状況が改善し、8月末には解消できる見通しが立ったことに安堵感を示した。物資については「ある程度集まってきてはいるが、避難所の生活が長くなるにつれて、よりきめ細かいニーズへの対応が必要になる。離乳食や各種サイズのおむつ、熱中症対策、栄養状態を考えた食事など、単にパンと水だけではなく、もっと細かいニーズに対応していかなければいけない」と語る。

 問題として浮き彫りになっているのは、物資を届ける人手の不足だ。「市職員1100人のうち約3分の1が避難所に張りついている状態であり、自分で取りに来られる人への対応はできるが、高齢で独居の方などには支援が届いていないケースがある」。また、「圧倒的に人手不足だ。ラストワンマイルというところがどうしても一番難しい部分になってくる」と述べる。

 この点について、地震発生翌日から被災地に入り支援を続ける災害NGO「結」代表の前原土武氏も、現場での実態として同様の状況を確認している。「高齢者の方々が物資を取りに行けないのは現実だ。一方で、近所の人の分まで持っていって届けるボランティア的な動きをしている住民もいる。避難所に指定されていない集会所のような自主避難所では、川から水を汲んで入れてあげている若者もいる。みんなでカバーし合えば、今の困難を乗り越えられるのではないか」との考えを示した。

■「1カ月後には改善できると思うが、一番必要なのは今の時期」
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