この異例の事態に、特別番組内で解説を務めた渡辺明九段(42)も驚きを隠せない。「2分はなかなかできないですよ」「それ(2分台を)入れてもなかなか先手番を活かしきれない場合があるんで。それだけでも、後手だとキツいっていうのが過去の対戦の体感であったんでしょうね」と、絶対王者に対する極限のプレッシャーを代弁した。
さらに渡辺九段は、「多分、藤本くんも藤井竜王・名人相手以外の相手だったら2分は入れないと思うんですよ。多分なんとでもなるから。そこはやっぱりもう、この相手だからっていう、出てましたよね。はっきりその辺がね」と指摘。何がなんでも主導権を握りたいという藤本七段の恐るべき執念と勝負術を称賛した。
痛みを伴う入札の末に見事大金星を挙げた若き実力者
