「早期退職」も…第二の人生は甘くない?「孤独感に苛まれる」リタイアがうまくいく人・いかない人の“決定的な差”

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■「孤独感に苛まれている」「キャリアは掛け算」退職後の現実

早期退職後の感想
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 約25年間、大手メディアで社内システムを管理するエンジニアとして勤務し、5年前に早期退職した独身シンジさん(56)は、「会社の中での先が見えてきた、昇進の可能性がほぼないというのが一番大きかった」と退職の動機を語る。基本給の3年分上乗せの退職金を受け取り、「自分がしたいことをして生きてみたくなった」という思いもあったが、退職時点でやりたいことは具体的には決まっていなかった。現在も「ほぼ無職」の状態が続き、孤独感に苛まれているという。

 「職場の人間関係や雑談というのが意外と大事だった。それがある上での『一人好き』だったと感じ、孤独感に苛まれている」と述べる。今後については「つながりを重点的に探していきたい。行きつけのカフェを作るとか、そういったことをやっていこうかと思う」と話した。

 ひろゆき氏はこの点についても、「男性は孤独でやることなくなる率が高い。女性は友だちがいたり、家族や子ども・孫の世話で忙しくなったりコミュニケーションがあるが、男性にはそれが少ない」と指摘した。

 一方、大手食品メーカーを58歳で退職し、現在はキャリアコンサルタントとして同世代のセカンドキャリア相談に乗る山田弘志氏(61)は、「50代はゴールデンタイムだと思っている。30代・40代にやったことが伏線となって、それを組み合わせていくのが50代」と語る。退職の決断については、社内でマネージャーからプレイヤーへと立場が変わる中、キャリアコンサルタントの資格を取得し、「自分の能力がまだあるんじゃないか、会社に求められている以外にも自分の力があるんじゃないか」という思いが芽生えたことが契機だったという。現在は「お金は激減したし、ストレスも不安も苛立ちもある。心は安定していないが、それでも前に進んでいる感はある」と述べる。

 山田氏は、早期退職がうまくいく人とそうでない人の差について、「スキルが会社の中で通用するものなのか、市場で通用するものなのか。市場を意識しながらスキルを磨いている人、社内にいながらもそこを想定してやっている人は、いざそういうタイミングがあった時に選択肢が増える」と説明する。

■「自分の仕事の延長線上に次の仕事を描けるかどうか」
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