しかし、司会から入札結果が読み上げられると両軍のリアクションは真っ二つに分かれる。わずか3秒差で先手番を獲得したルシーグ横浜がニッコニコ顔で喜ぶ一方、中国・四国ナヴィセトスは「やられた〜」と顔をしかめ、菅井八段に至っては机に顔を突っ伏した。このリアクションにもファンから「菅井たのしそう」「渚好きすぎやろ菅井ww」「さすがエンターテイナー」と大興奮の声が寄せられた。
対局前のインタビューで森内九段が「先手番が取れてラッキーでしたね!」と笑顔を見せれば、菅井八段は「19秒という説があったんですけど、15秒なら絶対取れるって(藤本七段が)おっしゃってました(笑)」と苦笑いで振り返った。しかし、盤に向かえばトップ棋士の顔へと変わる。三間飛車の出だしから森内九段の作戦勝ちと見られていた中盤で、菅井八段が3四銀とぶつけてから銀が大活躍する展開へと持ち込み、最後は逆転の隙を与えずに128手で快勝を収めた。
見事な采配と盤石の将棋で5勝1敗と圧倒した中国・四国ナヴィセトス。盤外の駆け引きから盤上の大熱戦まで最高のエンターテインメントを披露した無敵艦隊の勢いは、悲願の初優勝に向けてとどまることを知らない。
◆JEMTCスペシャルABEMA地域トーナメント2026 超早指しの『ABEMAトーナメント』と『地域対抗戦』が融合した新シリーズ。全国を6つの地域ブロックに分け、全8チームによって競う団体戦。各チームは監督1名とドラフト会議で指名された棋士4名の計5名で構成される。予選は4チームずつ2リーグに分かれ、上位2チームが本戦トーナメントに進出。試合は5本先取の9本勝負で、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。今大会より「先手番入札制度」を採用。対局開始前に持ち時間を「競り」にかけ、提示した時間がそのまま対局時の持ち時間からマイナスされる。
(ABEMA/将棋チャンネルより)


