将棋の「伊藤園お~いお茶杯第67期王位戦七番勝負」第4局が8月18日、長崎市の「ガーデンテラス長崎ホテル&リゾート」で行われている。防衛と7連覇を目指す藤井聡太王位(竜王、名人、棋聖、棋王、王将、24)と、王位初挑戦の伊藤匠二冠(叡王、王座、23)が激突する注目の大一番は、午前中からハイペースな進行を見せ、12時30分からの昼食休憩を迎えた。
藤井王位の2勝1敗で迎えた第4局は、伊藤二冠の先手番で幕を開けた。戦型は「相掛かり」となり、序盤から伊藤二冠の積極性が目立つ速い仕掛けの展開へ。このペースに藤井王位も時間を使って長考に沈むかと思われたが、臆することなく強気に応じていく。盤上はすでに両取りが決まる激しい進行となっているものの、局面の形勢は互角のまま推移しており、両者ともに事前の深い研究がしっかりと行き届いていることがうかがえる。
ABEMAの中継に出演した阿久津主税八段(44)は、この難解な局面について「実利の後手、効率の先手」と両者の主張を解説。また、1日目の午前中とは思えないほど速いペースで指し進められている状況に、同じく解説を務める川村悠人四段(27)も「もう終盤に入りそう」と驚きを隠せない様子を見せた。
さらに川村四段は、今後の展開について「藤井王位が攻めて伊藤二冠が受ける展開。午後は、伊藤二冠が受け切れるかというところが見どころになりそう」とコメント。早い段階から勝負どころを迎える可能性を示唆した。
激しい進行のまま突入した昼食休憩。午後からの再開後、両者がどのような構想でこの難局を打破していくのか、白熱する“長崎対局”からますます目が離せない。
持ち時間は各8時間の2日制。
藤井王位、伊藤二冠が注文した昼食メニュー




