■「いつも一緒」は14%に急減…変化する“孫との距離感”
昔と比べて、祖父母世代の意識には大きな変化が起きている。内閣府の調査によると、子どもや孫との付き合い方について、1980年には約6割の人が「いつも一緒に生活できるのがいい」と答えていた。しかし、2025年はその割合が14%にまで激減。逆に、「時々会って食事や会話をするのがいい」と答える人が約6割に増えているのだ。
このデータについて、現在オーストラリアで暮らすSHELLYは「まさにこれだなと思う。実はこれ海外でもすごく話題になっている話」と語り、現在の親世代と祖父母世代のギャップについて分析した。
「今、ゴリゴリに子育てをやっている人たちが、ざっくりミレニアル世代と言って、私も入っている世代。その1個上がジェネレーションX(X世代)で、さらに上の私たちを産み育ててくれたベビーブーマー世代という、日本でいう団塊の世代前後の世代の人たちは、やっとリタイアして自分の人生を楽しみたい、自分の趣味を持ったり旅行したりしたいから、『孫の面倒を見るのはそんなに頼らないでね』という人たちがすごく増えている」
その上で、「1980年代に私たちが育った時代には、約6割のおじいちゃんおばあちゃんが一緒に生活して、一緒に子育てしてくれていた。その人たちは自分の両親に頼って、地域(村)で子育てをしてという状況の中で、今自分が頼られる側になった時に手を引くというのは、ちょっと『え、ずるくない?』と思っちゃう部分もあるなと思う」と、今現役で子育てしている親世代の複雑な心境も代弁した。
もちろん、シニア世代のスタンスは一概には言えない。SHELLYは、「全力で孫を自分事として育てていますというおじいちゃんおばあちゃんもいるし、一方で旅行したい、趣味を持ちたい、自分の時間を持ちたいというおじいちゃんおばあちゃんもいて。親が『お迎えお願い』とか『シッターさんいないからお願い』と言える人たちはすごくラッキーだよね、と頼れない人たちは言っている。おじいちゃんおばあちゃんが子どもたちと関わってくれるのは宝」と指摘した。
「自分の身体の方が大事」vs「ちょっと寂しい」…祖父母世代と親世代のギャップ
