■孤独感を感じにくい東京…「先進国ほど少子化」のジレンマ
未婚率上昇の要因をめぐっては、出演者からさまざまな意見が飛び出した。アレン様は「一番の原因は物価の高さと給与の停滞だと思っている。東京郊外に家を建てようとしても狭い家でも7000、8000、9000万ってざらにかかる。都心のマンションは1億とかでしょ。今の日本の年収じゃ一般の人は買えない。子供が一人生まれようもんなら、いくら社会制度でちょっとお金が出たとしても生活ができない。だから踏みとどまっている人もめっちゃいると思う」と述べた。
一方、愛知県在住で2児の父であるラッパーの呂布カルマは「みんな幼稚になっているんですよ。いつまでも自分がもっと自由にやりたい、遊びたいとか考えているから結婚できない。30(歳)くらいで普通だったら遊び尽くして、もう自分のためにやることがない、人のために何とかしたい、家族をなんとかしたいとなっていくべきなんですけど、そうなっていない」と切り込んだ。さらに「夢を持って東京に出てくるかもしれないけど、30ぐらいでどうにもならなかったら地元帰って身を固めろよっていうのが本当のところだが、ダラダラ東京にいて、なんとなく遊べるし、なんとなく暇もつぶせる」と指摘した。
これに対し山田氏は、地方の実態として「ちょうど先ほどまで地方で婚活している人の調査をしてきたが、地方には女性がいない。結婚したいんだけど出会えないという人は結構多い」と述べ、経済的問題だけでなく出会いの機会そのものの不足も要因として挙げた。また「一緒に寝るのは嫌だから、別室結婚や別居結婚がいいという人もいる。そういう人たちも、何かあった時に助けてくれる人がいてほしいのではないか」と付け加えた。
所得と出生率の相関については、呂布から「所得が上がったら子供を持つようになるという話はあるけど、先進国になればなるほど少子化になると言われている。所得がもっと増えたらもっと先進国になっていくわけで、そしたら結局子供は減るんじゃないの」という問いかけも。山田氏はこれに対して「あらゆる国は成長期には子どもの数が増える。今日より明日が豊かだという時代は何人子どもを産んでも『将来その子どもたちは大丈夫だ』と思えるが、成長が止まったり低下した途端、日本でも韓国でも中国でも、自分の子どもだけはきちんと育てなくてはという意識になる。こんな状態で子どもを産んだらかわいそうだと思って結婚しない人が増えるんです。全ての人が収入が高くなるような希望や見通しが重要だが、それを今の世界で実現するのはなかなか難しくなっている」と説明した。
■「子どもに依存しない社会のシステムを早く構築する方が現実的」
