戦争のリアルを「作品」で伝える意味 映画監督・塚本晋也氏が描く“加害者のPTSD”「描写と物語で戦争が『嫌だ』と体感してもらいたい」

ABEMA Prime
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■現代の戦争と映像化の課題 フィクションが伝える「重さ」

塚本晋也監督
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 議論は現代の戦争の変質にも及んだ。パックンが「今の戦争の特徴として、ドローンなどで見えない相手を数千キロ離れた戦場で殺し、その夜は普通に自分の家に帰っている。戦い方が違う」と指摘すると、近畿大学 情報学研究所 所長 夏野氏は「ドローン操縦士のPTSDはすごく問題になっている。今、勝ち負けがつかない戦争が起こっていることを忠実に再現するドラマも増えてきている」と語った。

 また、ひろゆき氏は「『戦争はよくない』という時、たいてい第二次世界大戦で負けた話があるから、そういうことを言う。ただ、それは勝った側であっても言うべきだ。日本人は負けたからよくないと言っているだけで、人類は勝ち続けている限り反省しないのではないか」と提起した上で、「フィクションや物語は現実に先んじることがある。フィクションを通すことで、ドローンで人を殺しても重さはあることを伝えることはできていると思う」と物語の重要性を指摘した。

 最後に塚本氏は、「少しでも多くの方に映画を見ていただいて、実際に戦争の現場に行くのはこういうことだと、頭ではなく体で感じてもらいたい。まずは戦争というものをわかっていただいて、『やるときはやらなければしょうがない』と考えるのではなく、なんとか一歩踏みとどまって、どうしようかと考えていただけたらいい」と結んだ。
(『ABEMA Prime』より)
 

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