MMAとキックの2刀流グンターは、KROSS×OVER KICKヘビー級王者の実績を引っ提げRISEに参戦。5月にはパク・ソンジュをTKOで下し、南原をターゲットに定めた。そのグンター、南原にリスペクトを示しつつも態度は極めて失礼という独特のキャラクターで、炎上型の因縁を盛り上げてきた。一方の南原は3月の大会を左肩関節唇損傷で欠場を余儀なくされてからの復帰戦となる。当初の目標だったGLORYのタイトルへの道が足踏みとなった今、極めて重要な防衛戦だ。
試合は1ラウンド、グンターの振り回すような左右のフックを被弾した南原が“あわや”ダウンでヒヤリの場面も見られたが、ラウンド終了間際には左右のハイキックをグンターの顔面に叩き込んでからのヒザを入れてラウンドを終える。ただ、このヒザは掴んでからの反則行為ということで警告となった。
2ラウンド開始直後、グンターのダメージアピールにより、ダメージ回復のインターバルが取られて約6分間の中断。再開後、南原は右ストレート、三日月蹴り、右ハイ、前蹴りと極真空手仕込みの多彩な蹴りを主体に試合を組み立てる。すると2ラウンド終了間際に右ハイキックを2連続で当ててグンターをグラつかせると、グンターは首を左右に振り「効いてねぇよ」とばかりに“ベロ出し”で王者を挑発してこのラウンドを終えた。
しかし最終3ラウンド、そんなグンターを劇的な結末が待ち受けていた。3ラウンド1分、南原がグンターの左フックに右フックのカウンターを合わせると、左右のフックで追撃。さらに左ハイキックで最初のダウンを奪うと、コーナーにもたれかかるグンターにキレイな残心を披露。何とか立ち上がったグンターに南原は右フックを重ねると、たまらずコーナーを背負ったグンターにダメ押しの右フック。再びコーナーに倒れ込んだグンターの目はうつろ。実況も「完全に意識を立ったか」と絶叫すると、戦意を喪失したグンターは上体を起こすも、立ち上がる気力なく10カウント。再び実況が「これが南原健太、一撃必殺」と声を張り上げた。
情報量多めの因縁対決での劇的なKO決着に実況だけでなくファンも騒然。「煽っておいてw」「これは草」「目が飛んでる」「これは完全決着」「舐めすぎでしょ」など大いに沸いていた。なお、試合後に両者はノーサイドのハグ。グローブを合わせるなど健闘を称え合った。
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