しかし、この盤において最も着目するべきは、盤面の真ん中あたり「5八」または「5二」の地点に残る傷だ。通常であれば、メンテナンスの際に削り直しなどの修繕をすることも可能だが、陣屋ではこれを「名局の戦いの跡」として、あえてそのまま残す判断をしているという。
先人たちの熱い戦いの記憶を留める粋な計らいに、ABEMAの視聴者も敏感に反応。コメント欄には「盤上の宇宙」「死闘の痕跡が」「どなたが付けた?」「何があったのかしらん」と歴史に思いを馳せる声や、「あえてね」「ほえー」「なるほど」「おもろい!」といった感嘆の声が続出。さらに、盤上の傷がある位置にちなんで「58で何か起こる」と、本局の展開のキーポイントになるのではとワクワクするファンの声も多く寄せられていた。
歴史ある将棋盤の上で、伊藤王座と広瀬九段はどのような新たな名局を紡ぎ出すのか。盤上の傷跡とともに、両者の熱戦から目が離せない。
(ABEMA/将棋チャンネルより)




