■「負けたから解散は信頼を失う行為」新人候補者の葛藤
中道の小川淳也代表は「この3党の合流がこの時点において実現しないということは、大変申し訳なく残念なことだと思っている。中道勢力の拡大と政権交代に向け、中道改革連合に集った仲間の皆さんが再起動していくための新たな形態を見出していきたい」と語った。
一方、野田佳彦氏は記者団に対し「ノーコメントです」とだけ口にして足早に去っていった。
3党は今後も国会での協力は続けていくことを確認し、衆議院では法案の採決などで一致して行動する統一会派を結成する方針だ。
この事態に、新人候補者の受け止めは複雑だ。中道から立候補して落選した中原翔太氏は「この枠組みで政治を担わせてくださいとお願いして投票してくださった皆さまに、こういった結果になってしまったことを申し訳なく感じていて、まずお詫びしたいと私個人は思っている」と心中を吐露する。
中原氏は、落選後も中道の旗を掲げ続けてきた。落選直後の3月の取材には「中道の鉢を割らずに、どれだけ国民の皆さんに信用される政党にしていくかの方がむしろこれから大事だと思っています」と話していた。
その鉢が割れてしまったことについて、「『負けたから解散』というのは本当に信頼を失う行為だと個人的には思う。負けた時こそ本当は歯を食いしばって地に足をつけて10年、20年やってやっと信頼を得るということをするべきだと思っていた側。『結局、政治は数合わせで、そのタイミングで票が取れそうな動きをするのが政治家なのね』という文化を終わらせなきゃと、弱輩ながらそういう思いを持っていたので、『やっちゃダメだろう』という思いは正直ある」と悔しさをにじませた。
中原氏は現在、仕事を3つ掛け持ちしながら街頭に立つなどの活動を続けている。「パートナーは『この状況で本当にやり続けるの?』と。ショックで私は考え込むタイプなのでどよーんとしていたが、『やるならやる、やらないならやらない、やるなら不安になるような顔をするな』と昨日お叱りを受けたばかり」と厳しい現状を語った。
主要政策が不一致のままの合流が生んだ「モヤモヤ」
