【WWE】SMACK DOWN(8月28日・日本時間29日/カナダ・オタワ)
ややぽっちゃりボディと強い足腰、そして誰にも真似できない間。デビュー戦の”奇人変人”女子レスラーが、リング上で見せたのは想像以上のキレだった。
WWE「SmackDown」、テイタム・パクスリーとミチンが対戦。NXTから昇格して即、女子の軍団抗争に巻き込まれた”奇人変人”が、デビュー戦のリングに立った。
数週間前にシャーロット・フレアーのピンチを救う形で突如「SmackDown」に昇格したテイタム。NXT時代から、ライバルを付け回すストーカーキャラとして、変人枠として恐れられて来たが、元ウェイト・リフターとチアリーダーの経験を持つ体育会系カーストの上位に位置するエリート。ファイトスタイルは実に奇妙だが、とんでもない実力の持ち主であることが明らかになって行く。
まず異様な空気感を醸し出すインサイドワーク。相手を軽く小突いて挑発、蹴りを反射神経でかわすと軽く押す、突然エビ反りでペタリとリングに付けて相手の攻撃をスカす。既存のWWE女子スーパースターにはないジャンルの動きにファンも「ほんといい動き」「動きが凄いな」と称賛のリアクション。
試合後半も癖の強い「何でそうなるか…」というムーブが止まらない。ミチンが弓矢固めに持ち込むと、普通に体を入れ替えてカヴァー、その後ミチンが放ったキャノンボールをヘロヘロ肩で息をしながらあっさりかわす。その後も唐突に丸め込み、相手に足を掴ませてスーパーキックから、髪を振り乱し頭を激しくヘッドバンギングしながら全く飛ばないフライング・フォア・アーム連発。ここまで来るとファンもこの他とは違う動きに「変なリズムだな」「不思議な動き」とざわめき始める。
蹴りも多彩だ、スーパーキックと連動して延髄斬り、ロープワークから一度自ら場外に降りて乗り出した顔面へハイキック。一本で終わらせず、同じ脚を別角度から何度も出す高低差を使った頭脳プレイ。ミチンもAJ直伝のスタイルズ・クラッシュで逆転を狙うが回避され、テイタムが浴びせ蹴り、そして背中に担ぎ上げて相手の頭と首を同時にマットへ突き刺す高角度のドライバー”セメタリー・ドライブ”でカウントスリー。
「SmackDown」では初披露となるフィニッシャー”セメタリー・ドライブ”にはファンも「かっこいいフィニッシャー」「なんかすげー技持ってんな」「肩から落ちるの危ないな」と驚きのリアクションや、日本での名称「テキーラショット」と連呼するコメントも。
見た目はややぽっちゃり、常に半笑いで挙動不審と、とても強そうには見えないのに、リングに上がると別人のようにキレキレの攻撃を畳み掛ける。この大きなギャップに「ただの色物ではないな」「当て感が上手い」「テイタムはまだまだ実力隠してる」とデビュー戦で即ファンの心を掴んだようだった。
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(ABEMA/WWE『SMACK DOWN』)
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