■データ管理と人材育成の急務、日本が直面する防衛の「ソフト面」の課題
最先端のAIシステムを導入するにあたり、日本側の受け入れ体制についても議論が及んだ。
大空氏は、「防衛省・自衛隊はデータの部分においてまだまだ弱い。どこにデータがあり、集約する権限をどの部署が持つのか、これからの段階だ」と指摘。その上で、「どれだけ先端企業を入れても、制度を変えない限り難しいという懸念があるからこそ、防衛分野でのAI利活用についてハードウェアよりソフトの部分を頑張ろうと進めている。要は、先端技術があっても使える人がいないと意味がない」と、人材配置を含めた体制見直しの必要性を訴えた。
また、防衛省の現状について「圧倒的に日本が防衛分野で取り残されることへの、尋常ではない危機感を持っている。最も保守的な官庁であり、米国企業をシステムに入れていくことへの危機感も間違いなくあるが、それでもやらなければいけないという切迫した状況の中で、どうやって国内産業を強化するかもがいている」と語った。
高橋氏は、防衛省の最近の動きの速さについては、「5年ほど前から『早期装備化』というプロジェクトが進んでおり、まず使ってみた上で使い方をはめ込んでいく取り組みが積み重なってきた。それが実を結び、今はいろんな無人テクノロジーを一気に配備まで進めようとしている」と背景を説明した。
(『ABEMA Prime』より)
