■「ぬるい老人とぬるい若造のやり合い」世代を超えたリスペクトは生まれるか
EXITの兼近大樹氏は、老害と若者の対立構造について独自の視点から持論を展開した。「『最近の若いもんは』という一昔前によくあったものの、逆になったのが『老害』だと思う。お互いに能力不足というか、感受性不足のやり合いだ」と指摘。その上で、「本当にきつかった経験が多い老人の方は、若い人に寄り添える能力も高かったりする。『俺もその時、こうだったんだよ』と辛い気持ちを理解できる。それが分からない老人は、のらりくらり楽しくやってきた人たちであり、いわゆる老害とされている人たちだ」と分析した。
さらに若者側についても言及し、「自分が本当に辛い経験をして悩んで苦しんでいる若者は、それを乗り越えてきた老人たちを本来敬えるはずだ。それができていないということは、その若造は何一つ自分自身で乗り越えたこともない、軽く生きてきた人だと思う」と指摘。「これは、ぬるい老人とぬるい若造がダラダラやり合っているだけの話だ。お互いに頑張ってきた人は間違いなくお互いを尊敬し合っている。もうちょっと想像力を働かせてほしい」と述べた。
また、PK Shampoo・ヤマトパンクスは、人物を一括りにして切り捨てる風潮に疑問を投げかけた。
「老害と呼ばれている人は、年齢や組織での立場もあり、行動が単純化されて『甘いものを配れば喜ぶだろう』というような、簡単なことしかやれなくなっているところがあるから、みんなが嫌う。しかし、そこで『ありがとうございます、このお菓子、有名ですよね』と言えば、引き立ててくれることもある」と明かす。
続けて、「世界をものすごくシンプルに見ている人が、『おっさんが甘いものを持ってきて機嫌を取ろうとしてきやがって』と、相手の気持ちも考えずに『おっさんだから』と一括りにして老害と言っている。そういう人がのちにまた老害になっていくんだろうなという実感がある。物事を単純化して見ている人が老害になっていく」と指摘し、安易なラベリングやステレオタイプな見方による世代間の断絶に警鐘を鳴らした。
(『ABEMA Prime』より)
