拳一つで成り上がった男。YA-MANが大怪我から復活を期す再起戦に向けて意気込みを語った。
5年前、YA-MANは雨漏りがするようなアパートに住んでいた。「試合前はイライラした」と当時を振り返ったYA-MANだが、2021年5月16日に開催された『RISE on ABEMA2021』での山口侑馬(山口道場)とのOFGマッチで、文字どおり“拳一つ”で運命を切り開く。
当時、RISEで人気のあった“クレイジーピエロ”こと山口裕人の弟・侑馬との一戦は、RISE初の試みであるOFGマッチとして開催された。この試合、YA-MANは2ラウンドKOで鮮烈なインパクトを放つと、続く9月の『RISE WORLD SERIES2021 YOKOHAMA』に抜擢され、北井智大(チームドラゴン)とのOFGマッチで1ラウンド43秒KO。見事期待に応えると、YA-MANの名は一気に知れ渡った。
「山口兄弟を輝かせるためのコンテンツだった」
当時を振り返ったYA-MANは「あそこから一気に変わった」とも。さらに「1年後には高級マンションに住んでいた」と知名度だけではなく、生活の激変ぶりを明かした。
それもそのはず。その年の大みそかに『RIZIN.33』のリングに立ち、皇治と対戦。皇治の相手の欠場により、急遽の抜擢だったが「流れがよかった」という言葉通り、運がYA-MANに味方した。地上波で放送された試合で3ラウンド判定勝ちを収めると、その翌年には、那須川天心vs武尊のビッグマッチで話題を呼んだ『THE MATCH2022』にも参戦。芦澤竜誠を1ラウンドで撃破するなど、YA-MANは自らの存在を確立させた。
その翌年、2023年はさらなる飛躍の年となる。5月に『RIZIN.42』で三浦孝太を相手にMMAデビュー戦で1ラウンドTKO勝利を果たすと、11月には『FIGHT CLUB』で朝倉未来とOFGマッチで激突。1ラウンドKO勝利はファンに衝撃を与えた。
しかし、勢いに乗るYA-MANをアクシデントが襲う。2025年12月31日、さいたまスーパーアリーナで開催された「RIZIN師走の超強者祭り」を眼窩底骨折により欠場。リング上にスーツ姿で上がり、ファンに謝罪をしたYA-MAN。「今後どうなるかわからない」という本人の言葉もあり、復帰を心配する声が広まった。
そのYA-MANが9月10日に京セラドーム大阪で開催される『ANGEL CHAMPAGNE presents 超RIZIN.5 浪速の超復活祭り』で文字通りの“超復活”に挑む。相手は斎藤裕、MMAでの復帰戦だ。
昨年末、リングに上がったときの心境、本音を「ここで喋るのは最後になるんだな」と語ったYA-MAN。試合に向けては「復帰できるところまで回復出来て、いろんな人に感謝しかない」とも。
「普通に格闘技ができる有難さが身に染みた」
朝倉未来みたいにカリスマでもなければ、那須川天心みたいに天才でもない。それでも「やり続けた奴が結果、成功する」。YA-MANは感謝とリングに上がることができる喜びを胸に、再び、我が道を歩き続ける覚悟を示した。
一方、2023年から指名を続けている人気キャバ嬢のにじほさんに関しては「振り向いてくれない。10年後、40には…」と長期戦の構え。それでもYA-MANは「YA-MANでもできるなら、俺にもできそう」一人でも多くのファンの背中を押すために再起のリングに上がる。
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