育休、時短勤務、一切なし!「子どもが熱を出したから」は許されない…女性が“モーレツサラリーマン”的な働き方を求められた時代から一転、「ネオバリキャリ層」が生まれたワケと課題

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■「ネオバリキャリ」を支える3つの変化と、「マミートラック」の課題

 白河氏は、かつての「バリキャリ」時代にはなかった、「ネオバリキャリ」の働き方を支える要素として、3つの変化を指摘する。1つ目は「制度」であり、長時間労働を評価しない風潮への移行が進んでいること。2つ目は「社会規範」で、女性は“専業主婦”から“働くのが当たり前”になったこと。3つ目は「男性の変化」であり、男性の育休取得が当たり前になり、家庭内で戦力になる男性が増加したことだ。

 笹川氏は「特に制度面では、企業側も適切な評価設計や働きやすい環境を整えなければ優秀な人材を採用できないという変化が起きている。また、結婚後のパートナーシップについても、最初から対等に子育てをし、お互いに働いていこうという男性側の意思を感じ、以前の世代からの好ましい変化を強く感じている」と実感を述べる。

 しかし白河氏は、いまだ社会規範の面で完全な平等には至っていないと指摘する。現在でも「男性は仕事、女性は仕事も家事も育児も」という不均衡な負担が存在している。2010年の時短勤務の義務化以降、制度自体の整備は進んだものの、依然として実際に時短勤務を選択するのは主に女性だ(女性37.1%、男性7.7%)。その結果、「時短勤務を選んだために重要なポストにつけない」とされる、いわゆる「マミートラック」に乗り、「ゆるキャリ」にならざるを得ないという課題も残されている。

「成長機会の喪失」が日本女性の転職理由?仕組みでの解決が必要
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