先輩からの熱いゲキも
滋賀県出身で現在22歳の中井は、9歳で世界最高の名門レアル・マドリードの下部組織に日本人として初めて入団。順調にカテゴリーを駆け上がってBチームまで辿り着いた。トップチーム昇格こそ叶わなかったものの、直近3年間はスペインの下部リーグで研鑽を積み、今年7月に今治と契約してJリーグ初参戦を果たしている。ちなみに「ピピ」とは泣き虫だった幼少期の愛称であり、Jリーグでは「中井卓大ピピ」を登録名とし、ユニホームネームにも「PIPI」を入れている。
85分までプレーしたこの日の中井は、いずれもチーム最多となるチャンスクリエイト3回、タックル数3回、こぼれ球奪取6回を記録。パス成功率も85.9%(相手陣内は91.3%)と高い水準を維持し、攻守で抜群の貢献度を見せた。
なお、今治は89分に決勝ゴールを奪って1-0で勝利し、6節にして待望の今季初白星を挙げた。Jリーグ公式サイトによれば、試合後に中井は「こんなに嬉しい勝利はないです。自分自身もチームも練習どおりの戦術でプレーできて、本当に良い試合ができたと感じています」と喜びのコメントを残した。
さらに「前節が個人的に本当に酷いプレーをしてしまい、今週もう一度集中して切り替えてやってきましたし、試合前にはヨシくん(駒井善成)からも『お前が心臓なんだ。お前が止まればチームが終わると思って、ミスを恐れずに自信を持ってやれ』と言ってもらえました。すごく感謝しています」と、先輩からの熱いゲキが躍動の裏にあったことを明かしている。
(ABEMA de DAZN/明治安田J2リーグ)
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