中野は右CB、WB、SBで機能
ファーストセットは、右から冨安、板倉、伊藤だろう。伊藤がバイエルンで出番を失っているのは気掛かりなものの、クオリティーの高さはW杯でも実証済みだ。
とはいえ、今回は4試合が組まれており、渡辺、瀬古、鈴木淳之介、安藤を組み込みながら3バックはローテーション起用していくはず。アジアカップに向けて様々なパターンの組み合わせを改めて試す場となるだろう。そのアジアカップに向けては谷口もちろん長期の怪我から復帰した町田浩樹(ホッフェンハイム)、高井幸大(シント=トロイデン)、そしてロサンゼルス五輪世代の市原吏音(AZ)なども登録候補に入ってくるだけに、生き残りをかけたサバイバルの場となる。
ちなみに、初招集の中野は、年代別の代表歴もなく26歳でA代表入りした叩き上げ。3バックの右に加えてWBとSBにも対応できる万能型で、森保監督は「局面のデュエルは地上戦、空中戦も国際レベルで戦えると思っている。かつアグレッシブに仕掛けて、直近の試合でも得点を取ったように攻撃力も兼ね備えている」と選出理由を語る。
この中野を右WBに入れ、例えば3バックに冨安、板倉、伊藤を置く試合では、守備時に4バック(右から中野、冨安、板倉、伊藤)への可変が可能。中野を右CB、鈴木淳之介を左WBに入れたケースでも同様だ。その意味でマルチな中野は、初代表ながら戦術的な幅をもたらす存在になりうる。
W杯で露呈した通り3バックだけでは戦術的には限界があるだけに、こうした臨機応変なシステム運用もこの4試合で見てみたい部分だ。
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