【解説】林芳正氏はなぜ閣外へ出たのか?「アンケート白紙」の意図と、来年総裁選に向けた“反高市”結集の動き

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反高市集結の可能性

 青山氏は「多分、林氏は来年の総裁選挙に出てくる。よほどのことがない限り。今、自民党内には今回、国会対策の方で外された前参議院幹事長の石井準一氏と、石破茂氏、森山裕氏といった前石破政権の幹部や、今回減税反対を明言した河野太郎氏、インナーをやめた小渕優子氏、稲田朋美氏、野田聖子氏といった、高市氏と距離のある、割と中堅の大物議員たちがいっぱいいる。こういう人たちが林氏のもとでまとまると、来年の総裁選、今の(高市政権の)支持率が続いていれば安泰だとも思うがどうなるかわからない。結構火種を残した形になったなというのが、今回の人事の一つの印象でもある」と、来年の総裁選をめぐる党内の動きについて言及した。

 宮崎氏は、林氏の動きについて「高市氏としても一番嫌だと思う。実際に例えば、鹿児島の森山裕氏は地元でセミナーを開いて、そこの講師に林氏に来てもらったりしている。そうすると『鹿児島県連は林氏でいく』みたいなメッセージになったりする。そういった戦いがあちこちで起こっているので、林氏も議員票を取りに行かなきゃいけないというのがある一方で、地方票をいかにとるのかというのが総裁選では大事なので。ここから次の総裁選挙までの間に地方行脚をされたら、やっぱり高市氏としては具合が悪い」と指摘して「閣内にいるとご自身がされていた省庁の中の仕事に関しては注目されるけど、ほかの発言で言えば、基本的に高市氏の批判なんかできな。閣内にいれば」と語った。

 青山氏は「特に林氏も消費税減税には反対。財政再建派なので。また、親中派とも言われている中で高市氏には批判的だが、やはり総務大臣で外交とか財政のことの批判は絶対にできない。閣内不一致を言われてしまうので。そういう意味では今回距離を置いたことで、そういう存在にもなってくる」と指摘。

 小泉氏と小林氏については「(次の総裁選は)やめる可能性が高くなったと思う。ただやっぱり、高市氏がものすごく支持率が下がって、国民からも結構厳しいねという状況になってきたら、出てくる可能性はあると思う。ただ、先ほど言ったように、閣内にいると批判もできないし、基本的に高市氏が言った政策を遂行する立場なので、次は出にくくなったのは事実」として「そういう意味で逆に林氏に反高市的な人たちがぐっと集まってくる可能性が出てきたかなとも思う」と続けた。

 青山氏は「林氏は明らかに高市氏と政策が違う」と指摘。「消費税減税は、これで日本の財政は大丈夫なのか。今、日本は予算をいくらでも使うところがある。防災も防衛も医療費もガソリン補助金も。そんな中で減税もして大丈夫なのか、というのが林氏の考え方」「例えば中国とも大変厳しい状況になっている。日中関係。林氏はもっと日中関係を大事にしたい」と分析。

 「つまり高市氏の方向性を変えたいという人。変えるためには自分が(総理に)ならなきゃいけないという形で出てくる。例えば高市氏が石破氏の代わりに出てきた時もそういう変え方。つまり自民党の中での政権交代。それを狙うので、それには大義がある、というのが林氏の考え方。だから自民党内というのは、今野党がちょっとだらしなくなってる中で、自民党の中で違う政治が起こる。それの旗頭になりたいというのが今回の動き」と解説した。

(『ABEMA的ニュースショー』より)

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