「ここまで調整コストがかかるのか」自民との連立政権から約1年を維新幹部が告白「現実的な判断」が“病”に?「絶対によくない」

ABEMA Prime
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■「自民党は鵺のよう」連立政権内で直面する巨大与党との“調整コスト”

 連立政権の一翼を担う中で、金村氏は「維新らしさがなくなった」と見られることへのジレンマを吐露した。「我々も1年経ち、『政治として現実的な判断をしていこう』というワードがある種の病のように取り憑かれる。自民党と協議することをいいものに変えている人も多いが、私は絶対それは良くないと思っている」と危機感を示した。

 巨大与党である自民党と政策を進める上での苦労について、金村氏は「維新が単独で政権を持っているわけではないので、自民党との調整コストというのは当然我々の頭の中にもあったが、ここまでコストがかかるんだというのは実感した」と明かした。「維新はベンチャーなので、割と上にも上げやすい。そういう感覚でいたので、自民党とお話しする時の所作をちゃんと丁寧にやっていかないと、なかなか上に上がっていかない」とその違いを指摘。

 さらに、「自民党の奥ゆかしさというか、この鵺(ぬえ)のような大きな組織をなかなか理解されていない方もたくさんいる。自民党が賛成したら通るというような分かりやすい力学ではなかった」と語った。

 そして、法案を通すための妥協に対する葛藤も口にした。「最近、自民党を動かした方が早いのではないかと思い始める。そうすると、自民党を動かすにはできるだけ『ぬるい球』の方がいいわけだ。あまりエッジが効きすぎると自民党も乗ってこれない。そうすると、まさに可決するために球を作るという、何のために政治をやっているんだということになりかねない」と、政策実現と「維新らしさ」の間で揺れる胸の内を明かした。

■「ミッション型政党」としての原点回帰と今後の展望

 このようなジレンマを抱えながらも、金村氏は維新の存在意義について「維新というのは私の中では時限政党、ミッション型政党だ。ある目標に到達したら自分たちというものの存在価値はない」と強調。「大都市圏で暮らす人たちが成長や豊かさを実感できる制度設計をしていく。ここにやはり我々は与党化もせず、しっかり汗をかいていくことが今求められている」と語った。

 最後に、今後の連立政権内での活動に向けて、「日本国民が『今の政治、ワクワクするよね』『日本が成長するんじゃないか』と希望の持てる政治をしっかり掲げて、自民党も含めて一体となって推し進めてまいりたい。そのためには社会保険料の削減、これは絶対やりたいと改めて申し上げる」と決意を表明した。
(『ABEMA Prime』より)
 

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