【WEC】第6戦 富士6時間レース(9月27日/富士スピードウェイ)
世界耐久選手権(WEC)第6戦富士6時間レースで、トヨタの8号車が劇的な逆転劇を見せ、3年ぶりの母国優勝を飾った。レース残り1時間を切った終盤、クラッシュによるセーフティカー(SC)出動という波乱の展開のなか、給油時間を極限まで短縮する“トヨタマジック”が炸裂。直前まで6位を走行していた8号車が、一気にトップへと躍り出た奇跡の瞬間に、解説陣やファンから驚きの声が殺到した。
レース終盤、コース上でクラッシュが発生し、SCが導入される。このタイミングで全車が一斉にピットインを行ったが、直前まで6位を走行していたトヨタの8号車(セバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川亮)が、素早いピット作業を終えると2位へと浮上した。
さらに、暫定トップを走っていたジェネシスの17号車がその後にピットに入ると、レース残り39分45秒で、ついに8号車がリーダーボードのトップへと躍り出た。
実況が「これで8号車・平川亮、トヨタレーシングがレースの先頭に立ちました。今日初めてです」と伝えると、解説でレーシングドライバーの中山雄一も「残り40分ですから。75、6%(燃料が)入ってましたけど」と、8号車の給油量に言及。「もう1回見直したい。なんでトヨタがあんな前に行ったんだろう」と、SCランと残り時間を見越して燃料を削ったトヨタの高度な戦略に脱帽した。
「本当にあれが全て」ドライバーも“証言”
