29日に行われた山下貴司法務大臣の閣議後記者会見で、10月1日に施行される在留資格手続きの変更や厳格化をめぐり、記者と法務省側とのやりとりの中でヤジが飛ぶなど会見場が緊迫する一幕があった。
■在留関連の手数料値上げに記者が反発
事の発端は、記者が投げかけた在留資格の厳格化に関する質問だった。記者は、10月1日施行の永住資格等の手続き手数料の大幅な値上げや、すでに施行されている経営・管理資格における資本金要件の引き上げ(500万円から3000万円へ)などを提示。「長年日本で暮らす外国人や個人事業主の生活が困窮し、強制手続の加速や帰国を余儀なくされる人が出てくる」と指摘した。その上で、反対意見やパブリックコメントが多く寄せられていることを挙げ、施行前の影響調査や国会での再議論の予定についてただした。
これに対し山下大臣は、一部外国人によるルールの逸脱や制度の不適正利用に対し、国民が不安や不公平感を抱いている現状に触れ、不適正な行為には「毅然と対応する必要がある」と説明。同時に、ルールを守り社会に貢献する外国人と安全・安心に共生する社会を目指す基本線を示し、閣僚会議や国会での議論を踏まえた総合的対応策を誠実に実施していくと答弁した。
■ヒートアップする記者と飛び交うヤジ 司会者が毅然と注意こんな記事も読まれています

