超満員の有明コロシアムを包み込んだ、割れんばかりの拍手と「ありがとう」の声——。10月1日、東京都江東区で行われた「木下グループ ジャパンオープン」男子シングルス1回戦で、今季限りでの引退を表明していた錦織圭が現役ラストマッチを戦い終え、日本テニス界を牽引し続けた30年間の競技生活に別れを告げた。
世界ランク8位で第2シードのフランシス・ティアフォー(米国)に対し、第1セットは互いに1度ずつブレークを奪い合う展開となったが、第7ゲームで手痛い2度目のブレークを許しセットを先取される。続く第2セットも第3ゲームで先にブレークを奪われると、その後は反撃の糸口を掴みきれず、4-6、4-6のストレートで敗退。ツアー通算12勝、マッチ通算452勝233敗という日本テニス界の歴史を塗り替える偉大な軌跡を残し、そのキャリアに幕を下ろした。
試合後、松岡修造氏がインタビュアーを務めたオンコートインタビューでは、日本中を熱狂させてきた元世界ランク4位の胸に様々な思いが込み上げた。
「終わった瞬間に5歳から始めて積み上げてきた30年が終わっちゃうんだなと…」こんな記事も読まれています

