■「体中に大きい穴がボーンと開いたようだった」
豊明市の事件では、加藤利代さん(当時38)と、長男・佑基さん(15)、長女・里奈さん(13)、次男・正悟さん(9)が刃物で刺されるなどして殺害された。父親は当時、残業で不在だった。
利代さんの姉である天海さんは、事件当日の様子を「『ボヤだ』と聞いて、現場に駆けつけた。到着した途端、異様な匂いがした。パトカーや救急車、人だかりを前に、何が起きたんだろうと感じた。殺害されたと知った時は、体中に大きい穴がボーンと開いたようで、受け入れることはできなかった」と振り返る。
被害者家族については「本当に仲良かった。自慢の妹で、クリスマスケーキを手作りしたり、5月の節句には柏餅を作ったり。子どもが命のお母さんだった」と語る。
事件からおよそ1年後、初めて現場を訪れた際には、「殺害されたであろう人間の形がうっすらと残っていた。そこにひざまずいて、『守ってやれなくてごめんね。犯人が捕まるまでは絶対に頑張る』と誓った」と話す。
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