「一番誇れるかと言えばそうではない」世界ラリー、残り2コーナーの“大どんでん返し”に複雑胸中…歴史的大逆転の裏側

WRC
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「どういったリアクションを取ればいいか分からない」

 ゲスト解説で全日本ラリー王者の新井大輝が「あと2コーナーかな。誰もが確信した、ここを曲がりきれば優勝…そこで止まった」と語る通り、あまりにも残酷な結末に、チームスタッフも頭を抱えて呆然とするしかなかった。解説の竹岡圭氏は「本当に最後まで何があるか分からないっていうのがこのラリーの残酷さであり面白さ」と、何百人、何千人という人々の思いを乗せたモータースポーツの過酷さを代弁した。

 この結果、僅か5点差でエバンスが自身初のチャンピオンを獲得。これまで通算5度も年間2位に甘んじた「シルバー・コレクター」にとって、悲願の初戴冠となった。

 しかし、激闘を繰り広げたチームメイトのクラッシュによる決着に、エバンスはレース後のインタビューで「どういったリアクションを取ればいいか分からない」と戸惑いをみせ、「このような形で一番誇りを感じられるかというとそうではありません」「ですが本当に嬉しいです」と複雑な胸中を吐露した。

 共に戦ってきたコ・ドライバーのスコット・マーティンも、「本当にソルベルグ選手のことは残念ですけれど、本当にプッシュして全力を尽くしたと思います。我々も本当に全力を尽くしました」とライバルへの深いリスペクトを示した。歓喜の輪の中で見せた涙、そして戦友への敬意にあふれた歴史的な劇的幕切れは、多くのラリーファンの記憶に刻まれる瞬間となった。(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権2026』/(C)WRC)

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