将棋の藤井聡太竜王(名人、王位、棋聖、棋王、王将、24)に服部慎一郎七段(27)が挑戦する第39期竜王戦七番勝負第1局が10月8日、東京都渋谷区の「セルリアンタワー能楽堂」で行われている。6連覇を目指す王者と初挑戦者による注目の開幕局は、両者が慎重に時間を消費する難解な展開となり、盤上に深い緊張感が漂う中で12時30分に1日目の昼食休憩を迎えた。
振り駒の結果、注目の開幕局は藤井竜王の先手番に決定。角換わりを得意とする藤井竜王に対し、後手の服部七段は角換わりを拒否し、力戦へと持ち込んだ。定跡を離れた高難度の局面となり、序盤から両者ともに一手一手時間を惜しみなく使って慎重に読みを入れるスローペースな進行となった。
ABEMAで解説を務める高野智史六段(32)は「局面は早くも緊張感が漂っている」と言及。「午後もスローペースになると思う」と語り、盤上に潜む難解さと両者の慎重な指し回しに注目を寄せた。
昼食休憩直前の時点では、後手が今後の戦略方針を定める重要な局面を迎えており、服部七段は深い前傾姿勢で盤上を鋭くのぞきこんでいた。長丁場の2日制対局において、互いの構想が激突する濃密な午前中を経て、午後の対局再開からどのような手が紡ぎ出されるのか、引き続き熱い視線が注がれている。
持ち時間は各8時間の2日制。
藤井竜王、服部七段が注文した昼食メニュー




