“職場で最年長”63歳じいじが「孫育休暇」を取得、里帰り出産の娘をサポート→驚いた同僚からの反応とは?「手伝うのはおばあちゃんというイメージがあるけれど…」

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■「子どもが発熱、でも仕事を抜けられない…」にも対応できる“孫休暇”を導入する企業

九州電力 人材本部 労働政策グループ・佐藤夕衣奈さん
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 子育て中の親世代や祖父母世代からは、突発的な事態における苦労の声が上がっている。「電車が遅延して止まってしまってお迎えの時間に帰れない、夫も出勤でいない時は(親に)電話して迎え先に行ってもらうみたいなのはあった」(30代女性)「(急な発熱でお迎えが必要な時は)仕事を休んで迎えに行く。親には頼めなかった」(40代女性)「助けてくれるジジババがいたらとても助かるだろうなと思う」(70代女性)

 こうした状況に合わせて、企業や自治体では孫の世話をするための休暇制度の創設が進められている。キューデンホールディングス・九州電力・九州電力送配電などグループ3社では、突然の孫の世話が必要になった場合でも取得できる「孫育休暇」を導入した。九州電力人材本部労働政策グループの佐藤夕衣奈さんは、「申請期限というのは特に設けていないので、急に『孫育(休暇)』が必要になった場合でも取得可能となっている」と説明。「特に通院や健診への付き添い、(保護者の体調不良で)保育園の送り迎えなど、必要な時間に合わせて“日単位”ではなく“時間単位”で取得するケースが増えているので、全体的な『孫育(休暇)』の増加につながっていると考えている」と、柔軟な取得方法が利用を後押ししている現状を語った。

 実際にこの「孫育休暇」を取得し、里帰り出産をした娘のサポートに充てたという九州電力送配電の笹野哲哉さんは、「(孫は)首はまだ座っていなくて、体重も3キロ前後くらいでまだ小さかった。私が『孫育休暇があるよ』と伝えたら(娘は)驚いていました。『そういう制度が充実してるっていいよね』と喜んでくれた」と語る。

 職場で最年長だという笹野さんが「孫育休暇」を取得するにあたり、周囲からは温かい反応があったという。「(同僚から)『頑張ってきてね』と声をかけられたりもしたし、戻ってきても久しぶりの小さい子の相手でねぎらいの言葉もかけられたりとか、初孫ができたことを一緒に喜んでくれたり。身近な人間がそういう(孫育休暇)制度を使って休みを取ることについては新鮮な気持ちというか少し驚きもあったのでは。こういう休暇制度があると、お手伝いしたり応援したりできると感じた」。

職場全体の「休みやすさ」へつなげる狙い…広がる企業の導入事例
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