■“孫育て”で互いに我慢しない関係性と「感謝と尊敬」
さらに犬山氏は、自身の経験を振り返り「うちは母が他界していて、父も宮城なので実家に頼ることはほぼない。一方で、夫の両親が長野に住んでいるが、遠方にもかかわらずパッと来てくれて子どもを見てくれ、私は“神義実家”だと思っている。口出しされたり、『こうしなさい』と言われたことは1回もないし、『2人目は?』とも絶対に聞かれない。社会の先生なので私が教えられない社会のことや、私ができない編み物、散歩の時に草花について教えてくれたり、本当に助かっている。信頼関係があるので、送迎さえ大人が付いていれば、子どもだけでおじいちゃんおばあちゃん宅に泊まりに行くのも全然心配ない」と、感謝を口にした。
一方で徳永キャスターも、自身の経験に言及。「私の仕事が夜もあったりして忙しかった時期、数年間にわたり両親が一緒に住んでくれた。その時、母親にとってはすごく心労だったと思う。私と母は考え方も似ていて、私がストレスを感じることは全くなく本当に感謝、感謝していたが、母は頑張ってやってくれていたのでなかなか父まで手が回らなくなり、両親が不仲な時期が続いた。子どもが大きくなり、『ありがとう』と伝え同居をやめて別々に暮らすようになったら、不仲気味だった両親がめちゃくちゃ仲良くなり始めた。その姿を見て、どれだけの負担や心労をかけたのだろうと思った」と振り返った。その上で、「頼ることも大事だが、頼まれる側は『今は無理だ』とちゃんと言える、お互いの信頼関係をキープするように努力することが大事。その上で頼む」と述べ、犬山氏も「どちらかが我慢し続けるのではなく、ちゃんと断ってもいい関係性じゃないと」と頷いた。
こうした“孫育て”において、親世代・祖父母世代の関係性をこじらせないためのポイントとして、棒田理事長は次のようにアドバイスする。
祖父母世代は、「あくまでサポーター」「手・口・お金は出しすぎない」に加え、「特に食べ物に注意。アレルギーは命に関わる。パパママが食べさせたことのないものは食べさせない」ことが大切と説く。
一方、預ける子ども世代は「基本的に文句は言わない」「してほしくないことは伝える。伝えず文句を言ってしまうからいざこざになる」「自分たちのやり方通りにやってほしいなら、シッターさんなどにお金を払って頼む」ことが求められるという。
これに犬山氏は「さっき話していたように事前にメモを渡して『人の見た目のことは言わない』『同じ箸でご飯を食べさせないでほしい』『ゲップのさせ方が変わりました』など」としつつ、祖父母世代に対しては「見てもらったらとにかく感謝と尊敬を」と述べた。
(『わたしとニュース』より)
この記事の画像一覧
