■AI開発の最前線でも高まる「制御」への要求、人類に求められる決断
こうしたAIの暴走リスクや社会に与える影響の大きさから、AI開発の最前線にいるトップ層からも懸念の声が上がっている。イーロン・マスク氏やダリオ・アモデイ氏といったAI業界のキーパーソンたちでさえも、AIの進化を完全に止めるのではなく、能力を高める速度を落とし、コントロールしながらゆっくりと進めていく必要性を訴えている。
これについて野村氏は、「彼らはAI開発をやった方が儲かるにもかかわらず、儲けを犠牲にしてまでコントロールしなければいけないと言っている。それは、本当にヤバい可能性があるということだ」と指摘する。ポジティブな面が大きい一方で、ネガティブな面に対しては対策を打たなければならないため、議論が不可欠だとした。
MCのEXIT・兼近大樹氏が「気候問題などがあっても飛行機や車を使い続けるように、AIの進化が止まることはない」と指摘すると野村氏はこれに同意。「車をコントロールするためにABS(アンチロック・ブレーキ・システム)やエアバッグをつけるように、乗り物を馬に戻そうとするのではなく、ネガティブな要素をコントロールしていくしかない」と説明した。さらに、AIの進化を制御して時間を確保し、その間に人間が議論を重ねる必要性を訴えた。
(『ABEMA Prime』より)
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