圧倒的な破壊力でKO勝利を収めた正木翔夢
ともに次のタイトル戦線を見据えた一戦。1ラウンド、開始早々から両者が激しく打ち合う。正木が右ストレートから左右のコンビネーションで右フックを効かせ、酒寄の腰が落ちるもノーダウンの判定。しかし直後、近距離からの左ボディ、さらに左フックで豪快なダウンを奪う。その後も正木の猛攻が続き、ファンの「足にきている」という指摘どおり苦しい展開となったが、酒寄はなんとかこのラウンドを凌いだ。
2ラウンド、前に出る酒寄に正木はワンツーを皮切りに、上下に打ち分けた連打で酒寄を下がらせる。酒寄も懸命に反撃するが、正木はガードも上手い。ラウンド残り30秒、酒寄のフックを立て続けに被弾する正木だったが、冷静に左、右とフックを振り抜きダウンを奪う。すぐに立ち上がった酒寄だったが、さらに正木はボディへの左ミドルの追撃から左フックを叩き込んで酒寄を一気呵成に仕留めて見せた。
とくに1度目のダウンは、正木の左フックが効いた直後、ワンテンポ遅れて酒寄の腰がストンと落ち、右のフックは空を切るも迫力は十分。2度目もコンパクトな左フックで酒寄を吹っ飛ばしてみせた。
正木はこれで7連勝(5KO)。勢いの止まらない18歳に、解説の一馬も「次トップランカーと戦うべきだと思います」と期待を寄せる。本来は51.5キロのフライ級ながら、この日は1階級上の53キロ・スーパーフライ級でランカーを撃破した。タイムラインにも「楽しみな選手が出てきた」「KO能力が高い」「フックがえぐい」と期待の声が数多く寄せられた。
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