「本当に保育園に預けるの?」「大丈夫かしら」実母の一言にモヤモヤ…“昭和の価値観”プレッシャーに悩む娘たち 漫画家・瀧波ユカリ氏が指摘「娘に対して依存的」「不安を垂れ流してくるだけ…」

わたしとニュース
(3/3) 記事の先頭へ戻る

■母親を「隣のおばさん」として認識するマインドチェンジ

 瀧波氏は、佐藤さんの姿勢に対し「お母さんの気持ちも考えてあげていてすごく偉いなと思った。私はそこまではなかなか気が回らなかった。親からの言葉で怒りやモヤモヤなどいろいろな感情が生まれ、それの処理に追われて疲弊していた。そういう人も結構多いと思う」と称賛。

 瀧波氏自身も、娘を保育園に入れる際に母親から「(娘の)才能を潰さないように気をつけてね」と言われ、「保育園に入ったら才能が潰れると思っているんだ」と疑問を抱いた経験があるという。

 瀧波氏は「時代が本当に違う。1世代ずれると30年ほどのギャップがある。当時の不安を今に重ねて言っているのだろう」と指摘。「『保育園は心配だから私が預かります』といった具体的な解決策を示すのなら話し合う価値もあるが、そうではなく不安を垂れ流してくるだけだからつらい」。

 その上で「自分の不安をポロポロこぼすこと自体が、娘に対して依存的。自分の不安を解消してくれる相手として娘を利用しており、気持ちの癒着やべったり張り付いてくる重さがある」と分析。さらに、現代の経済状況を理解せず、共働きなのに娘の仕事を趣味やバイト感覚と捉える親世代に対し、「いまだに年功序列で賃金が上がり、たっぷり退職金が出るイメージを持っているが目を覚ましてほしい。もうそんな国ではない」と苦言を呈した。

 また、こうした母娘の関係について「母親は娘を思い通りにさせながら、自分の良い理解者としても育てようとし、娘もその期待に応えようとしてしまう、すごく難しい関係になってしまっている。でも自分が家庭を持っているなら、母と子の関係は卒業していい」と語る。

 解決策として瀧波氏は、母親を「隣のおばさん」として認識することを提言。「隣のおばさんが『保育園行くの?』と話しかけてくるのは普通だが、『心配だわ』と言ってくるのはおかしい。踏み込んできたらちょっと距離を置く。でも隣のおばさんとはある程度仲良くしないといけないもの。あまり怒らせるのは良くない。だから怒らせないようにそこそこのお付き合いをしながら、踏み込ませない。それが母親だと思うとつらいし、その認識を変えるのは難しいけれど、『親子関係は卒業したから“隣のおばさん”として認識しよう』と切り離せると良いのかな」とマインドチェンジの重要性を語った。

(『わたしとニュース』より)

この記事の画像一覧
こんな記事も読まれています
この記事の写真をみる(4枚)
このまま画像を見る
続きは広告を見た後にご覧いただけます
クリックして広告を見る