高市早苗総理大臣が10月2日のG7首脳オンライン会議を欠席した問題をめぐり、27日の参議院外交防衛委員会で、立憲民主党の辻元清美議員が茂木敏充外務大臣の対応を激しく追及した。総理欠席の際に本来であれば代理を務めるべき外務大臣が議員宿舎に待機し、ワシントンに滞在中の外務審議官を代理出席させたことに対し、辻元氏は「職務放棄じゃないですか」「日本国の外務大臣として失格」と語気を強めた。
■各国が首脳・外相揃える中…日本だけ官僚が代理出席
辻元氏は質疑の冒頭、今回の会議には米国のトランプ大統領、ドイツのメルツ首相、イタリアのメローニ首相らが揃って出席し、葬儀で欠席したイギリスのバーナム首相も代理としてミリバンド外務大臣を出席させていた事実を列挙。「各国が首脳や外相級を揃える中、日本の総理は公邸におり、茂木大臣は宿舎にいながら共に出席せず、官僚であるシェルパ(遠藤外務審議官)を代理で出席させた。信じられない対応だ」と切り込んだ。
これに対し茂木大臣は、「首脳トラック(実務調整は経済担当の外務審議官)と外相トラックはプロセスが異なる」と強調。「今回の会議は30分という極めて短時間で、テーマも欧米間のディーゼル油備蓄放出に関するものだった。日本側の発言も1回数分程度と見込まれたため、実務を直接担っていた遠藤外務審議官が出席することが適切だと判断した」と釈明した。
短時間や発言の少なさを理由に総理・外務大臣の欠席を正当化しようとする茂木大臣の説明に対し、辻元氏は「その外務大臣の認識だったら、日本国の外務大臣として失格だと思います」と語気を強めて猛反発。「首脳はみんな出ている。たとえ確認だけであっても首脳同士でやる時もある」と反論し、国際会議における閣僚級出席の重みを軽視していると非難した。
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