■「重要なのは経済だ」選挙を左右する“K字型経済”
選挙結果と経済の動きには、古くから非常に密接な結びつきがある。矢作氏は、アメリカでよく知られる言葉を引き合いに出して次のように語る。
「『It's the economy, stupid.(重要なのは経済だ、愚か者)』という言葉がアメリカにはある。1992年にビル・クリントンさんが選挙で戦った時に、このスローガンを使って勝利したというもの。つまり選挙と経済というのは本当に密接に関連しているということが、アメリカではよく言われている」
本来であれば、予測される経済の堅調さは与党である共和党への評価につながるはずだ。しかし、矢作氏は現在のアメリカ経済の特異な歪みを指摘する。
「景気の堅調さの恩恵が偏って現れてしまっているのが今の米国経済。例えばアメリカ経済で一番堅調なのは何ですかというと、AIを中心とした設備投資。逆にあまり良くないというふうに言われているのが個人消費。よくアメリカだと経済のことを、K字型経済と言う」
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