■「子どもが全てを抱え込む必要はない」第三者への相談や支援サービスの活用を
こうした野田さんの取り組みに対し、藤田氏は「すごくよくやっていて、親が危険なリスクに陥るようなところを防いであげている。距離ができたと言っていたが、適切に対処していると思う。自分を褒めてあげてほしい」と評価。
さらに、「野田さんご自身の生活やお仕事もあるだろうし、高齢の親を持つ娘たちはすごくいろいろなことを抱えているので、親の世話で自分が疲弊してしまう必要はないと思う」と寄り添った。
その上で、こうしたYouTube依存という些細に見える問題であっても、1人で抱え込まずに他の家族や地域の支援センターなどの第三者に相談すべきだと提言。
「『うちだけの問題』と思っているかもしれないが、隣の家もその隣の家も同じようなことが起きている。こういうことは自分1人で抱え込まない方が良い。今は“見守り”などの支援サービスもあるので、フル活用していくのが良いのではないか」
「やはり『娘がやって当たり前』みたいなところがあると思う。ゴミを綺麗に掃除したり、トイレットペーパーを付け替えたり、YouTubeのことも含めて娘が全部やらなきゃいけない、当たり前という考え自体が違うと思う。育児だけでなく、介護もみんなでやることが重要だと思う」
スマホ依存から抜け出すための解決策として、「明陵クリニック」精神科医・吉竹弘行院長は、「スマホに触れない時間を定期的に作る」「利用時間を決める(高齢者は1日1時間推奨)」「1人でいる時間を減らす」といった対策が重要になると指摘。
藤田氏は、それを高齢者に伝える難しさにも触れて「親に伝えても分かってくれなかったり、認知機能の問題がある場合もあると思うので、なかなかこれで解決というわけでもない」と言及。そして「子どもと違って大人は学校でそういうことを習ってこなかった世代が多いので、どこかでそういうことを学ばないといけないのかな」とも語った。
(『わたしとニュース』より)
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