■コロナ禍の「いい夫婦の日」の記事が発端で可視化
この言葉が広まったきっかけについて、岡田氏は「『不機嫌ハラスメント』と元々表現されていた言葉。2020年の11月22日『いい夫婦の日』に、あるニュースオンライン記事メディアで書かれた投稿が発端となって、社会一般にすごく広がっていった言葉だと思う」と言及。
続けて「夫が特に家庭内で不機嫌な態度を取り続けることに関して、それは不当なんじゃないか、今まではある種当たり前のことだと思って我慢してきたけれども、それは良くないんじゃないかということを言った、当事者のご夫婦の中での出来事として語りがなされていて、それが多くの読者の方の共感を呼び、『フキハラ』という言葉がまずは広がっていった」と説明した。
これに対し、谷口氏は「私もその記事を覚えています。2020年、コロナ禍の頃でしたね」と振り返った。「お互いに外に出にくく、誰もがしんどさを抱えていた時期でもあります。そうした状況も重なって、それまで家庭の中に埋もれていた不機嫌や、それに気を遣う側の負担が、言葉になって見えるようになったのではないでしょうか」と当時、家庭内のフキハラが可視化されていったのではないかと述べた。
「生身の感情がぶつかり合う」家族間での不機嫌の応酬
