今夏からドイツ・ブンデスリーガのフライブルクで新たな挑戦をスタートさせたMF山本理仁が、ABEMAの独占密着取材に応じ、移籍直後に苦しんだ“謎のベンチ外”の真相を明かした。
現在24歳の山本は、シント=トロイデンでの活躍を経て今夏にフライブルクへ完全移籍。しかし、シーズンが開幕しても公式戦11試合連続で出場がない日々が続いていた。理由が公にされていなかったこともあり、日本のファンの間でも不安の声が上がっていたが、実は彼を“悲劇”が襲っていたのだ。
「(チームが夏に)始動して1週間ぐらい経った時に内転筋が張り出して、それを庇いながらやっていたせいで、グロインペイン(症候群)みたいな痛みが出てきてしまって……」
グロインペイン症候群とは、キックやステップ動作の際に鼠径部に痛みが出る症状。過去には中田英寿やジネディーヌ・ジダンなど多くの名手も苦しめられた厄介な怪我だ。山本は「初めての痛み。新加入なので自分が何者かっていうのを早くチームに見せたかったから、もどかしかった」と、当時の焦りや苦悩を赤裸々に語った。
そんな暗闇の中にいた山本を救ったのは、周囲の温かい言葉だった。フライブルクのユリアン・シュスター監督は「お前には時間をあげるから」と常に声をかけてくれたうえ、強化スタッフも「俺らは絶対に信じてるから、まずはしっかり治して」と最大限のサポートをしてくれたという。
さらに、東京ヴェルディ・ユース時代の恩師である永井秀樹監督(現・ヴィッセル神戸スポーツダイレクター)からの金言が、山本の心を奮い立たせた。「試合に出れないのは恥じるべきではない。出た時に自分のパフォーマンスを出せないのは、選手として恥じるべきだ」という言葉だ。
「メンバー外になろうが事象はしょうがない。出た時に何ができるかを監督は見ている。そこに向けて常に今は準備するだけだと思っていました」
「フライブルクで活躍すれば代表に入れる」

