日産が世界最速の加速を誇るドローン通称「GT-Rドローン」をネット上で公開、最新版2017年ニッサンGT-Rとドローンのプロパイロット同士の異色対決が実現した。
GT-Rの名を冠した日産初のドローンは、ドローンのチャンピオンチーム、トルネードXブレード・レースが、プロ競技用のSky-Heroをベースにチューンナップしたもので、100キロまで1.3秒で到達するという爆発的な加速力を誇る。
「世界最速」を名乗るドローンとの対決に臨むのは最新の2017年版ニッサンGT-R。イギリスのシルバーストーン・サーキットに設けた1.2マイルのコースで、ドローンvsレーシングカーの異種対決、ドライバーはニスモの契約プロドライバー、リカルド・サンチェスと2015年イギリス国際ドローン・レーシング王者、ジェームズ・ボールズが担当。
コース上ではレーシングカーの加速に肉薄し、コーナーではその機動性の高さからオーバーテイクするドローンの姿が確認できる。直線でのスピードの差で、レーシングカーに軍配が上がったが、映像ではドローン版GT-Rの凄まじい加速力を確認することが出来る。
近年盛り上がりを見せるドローン・レースの世界だが、急速に進歩している姿をみるとレーシングカーの代名詞だった高速バトルは、まもなく空での争いが主流になりそうな雰囲気である。