レスターの岡崎慎司にとって、この1カ月半は激動だった。
 すべての始まりは、アルジェリア代表FWのイスラム・スリマニの加入だった。移籍金2900万ポンド(約37億円)で加わると、すぐにレギュラーの座を掴んだ。押し出されるように控え組にまわったのが岡崎。クラブ・ブルージュとのチャンピオンズリーグ・第1節(9月14日)で、突如メンバー外を命じられた。
 「チャンピオンズリーグで、まさかのベンチ外っていう。あり得ないと言ったらあり得ないと思います。まあ最悪サブかなと思っていたところもあるんですけど、自分は(試合に)ずっと出ていたわけだし、想定できないですよね。外れたと分かった瞬間は、本当に落胆しました。切り替えられない部分もある」